円、一時108円台前半に上昇

29日の外国為替市場では、ドル円相場は一時108.33円付近まで
円が上昇する動きとなりました。

前日の海外市場では、ジャクソンホールでのイエレン米FRB議長の
講演で、利上げについて消極的な姿勢を示したことから
ドルが軟化した動きから、ドル円は109円台前半で推移していました。

しかし、日本時間午前6時ごろに、北朝鮮が北海道の襟裳岬沖に
弾道ミサイルを発射したとの報が流れると、リスク回避の
円買いが強まり、ドル円は一時108.33円付近まで円が
急伸する動きを見せました。

その後は、ややドルが買い戻されて、108円台後半で
小動きとなっています。

ドル円は108.80円前後で、ユーロ円は一時129.65円付近まで
円が上昇、その後は130.20円前後で推移、英ポンド円は
一時140.00円付近まで円が上昇、その後は140.75円前後で推移、
ドル円は一時85.70円付近まで円が上昇、その後は76.30円前後で
推移しています。

市場では、ミサイルを発射した北朝鮮に対して、
米国がどのような対応策をとるのか、注視しています。