フィッシャー米FRB副議長が10月に辞任

米連邦準備制度理事会FRB)は6日、フィッシャー副議長(73)が
辞表を提出したと発表しました。

任期を8カ月残し10月13日をめどに退任する意向です。

フィッシャー氏はトランプ大統領に宛てた書簡で、辞任を
「個人的な理由」と説明しました。

フィッシャー氏は、イスラエル中央銀行総裁を経て、
2014年にFRB副議長に就任しました。

イエレン議長とともに金融危機後に導入された異例の
超低金利環境から、正常化への政策転換を主導しました。

また危機再発防止のため、金融システムの安定化や
規制強化にも携わってきました。

任期は18年6月12日までとなっていました。

FRBでは現在、議長を含む理事ポスト7席のうち、もう1人の
副議長ポストを含む三つが空席となっています。

トランプ政権は7月、元財務次官で投資ファンドを経営する
ランダル・クオールズ氏を副議長に指名し、上院の承認待ちと
なっています。