独メルケル首相、連立交渉行き詰まりで遺憾の意

ドイツのメディアによると、メルケル首相の
第4次政権樹立に向けた3党連立交渉に参加していた
中道政党・自由民主党のリントナー党首は19日夜、
「信頼の基盤をつくれなかった」と述べ、連立には
加わらない考えを示しました。

丸ける首相は新たな対応を迫られることになります。

メルケル氏は20日未明、連立交渉の行き詰まりに
遺憾の意を表明し、「この国が困難な時を
切り抜けられるよう、首相としてあらゆることをする」
と強調しました。

10月18日に始まった連立交渉には、首相率いる
保守系キリスト教民主・社会同盟、自民党
環境政党90年連合・緑の党」が参加しました。

ただ、難民政策や温暖化対策で立場の相違が目立ち、
大企業寄りの自民党緑の党が訴える「石炭火力発電からの
脱却」に警戒感をあらわにしていました。