米FRB、0.25%利上げを実施
米連邦準備制度理事会(FRB)は13日、連邦公開市場委員会
(FOMC)を開き、政策金利を0.25%引き上げ、年1.25〜1.5%に
することを決めました。
焦点だった来年の引き上げペースは、今年と同じ3回との
見通しを維持しています。
利上げは6月以来半年ぶりで、堅調な景気が過熱するのを
未然に回避することが狙いです。
来年も緩やかな利上げの継続を見込んでおり、外国為替市場で
円安・ドル高圧力が強まる可能性があります。
決定は賛成7、反対2でした。
イエレン議長は、会合後に行った任期最後となる記者会見で
「米経済は好調だ」と強調し、「数年前より雇用が格段に
改善したことに満足している」と、1期4年の成果に自信を
示しました。
FRBは声明で、米経済は雇用や消費、設備投資が伸び、
「力強く拡大している」と評価し、「金融政策の
緩やかな調整により、経済は緩やかに拡大する」と指摘し、
引き締めの継続が適切との認識を表明しました。
想定を下回る物価動向には「注視している」と改めて
警戒感を表しました。