英中銀、政策金利を全会一致で据え置き

イングランド銀行(英中央銀行BOE)は14日、
政策金利を0.50%に据え置くことを決定しました。

決定は全会一致で、国債社債の買い入れ枠も
現行水準を維持することを決定しました。

英中銀は前月、約10年ぶりに利上げを実施しました。

金利据え置きを決めた今回の金融政策委員会後の声明で英中銀は、
欧州連合EU)と離脱条件を巡り大筋合意が得られことで、
離脱プロセスが無秩序となるリスクが低下し、
これにより経済に対する信頼感が押し上げられる
可能性があると指摘し、「(離脱条件の大筋合意により)
無秩序な離脱の可能性は低下し、家計と企業の信頼感を
支援する公算が大きい」としました。

来年2月に新たな見通しを公表する際、EU離脱の進展を
より詳細に反映させるとしています。

今後の金利の道筋については、金利の上昇は緩やかなものに
しかならないとする前月に示した見解を維持し、
「金融政策委員会は経済が11月のインフレ報告で
予想された軌道にとどまれば、向こう数年間にわたり
政策金利の一段の緩やかな引き上げが正当化される」と
しています。