日銀、大規模な金融緩和政策を維持

日銀は9日、金融政策決定会合を開き、長短金利操作を
柱とする現在の大規模な金融緩和策の維持を決めました。

黒田総裁は記者会見で、金融政策を正常化させる
「出口」について、「2019年度ごろに2%の物価目標を
達成しても、直ちに出口を迎えることを意味するわけではない」
と述べています。

金利の長期化に伴う銀行収益の悪化といった副作用を背景に、
金融市場には緩和策が修正されるとの見方が広がっていますが、
黒田氏は「今の時点で全く考えていない」と明言しました。