今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。

引き続き、6月12日の米朝首脳会談に注目が集まりますが、
今週は日米欧の中央銀行の金融政策を決める会合が
目白押しです。

6月13日には米FOMC,14日にはECBの定例理事会、
15日には日銀の金融政策決定会合が予定されています。

好調な米経済指標を映して、7月にも米国の利上げが
行われるとの見方が支配的な中で、6月はその道筋を
示すものと見られます。

特に前日には米朝首脳会談が開催されるリスク回避の
動きが強まる中で、米ドルにとっては、利上げを
支援する材料が後押しする可能性があります。

ただ、米利上げについては、ある程度は
織り込んでいることで、ドルの一段に上昇については
懐疑的です。

特に、14日に開催されるECB理事会では、
年内の超緩和策の離脱に関する何らかの兆候が
示されるかも知れません。

米欧の動きで、ドル買いが相殺される可能性も
あるのではないかとみています。

その可能性が強いのか否か、欧米の経済指標を
見極めていきたいと考えます。

日本では
【11日】
4月の機械受注(前回前月比3.9%減)

【12日】
4〜6月期の景況判断BSI大企業全産業(前回3.3)
4〜6月期の景況判断BSI大企業製造業(前回2.9)
4月の第3次産業活動指数(前回前月比0.3%低下)

【14日】
4月の鉱工業生産確報(前回前月比0.3%上昇)

【15日】
日銀金融政策決定会合

欧州では
【11日】
4月の英鉱工業生産(前回前月比0.1%上昇)
4月の英製造業生産(前回前月比0.1%低下)
4月の英貿易収支(前回122.87億ポンドの赤字)

【12日】
5月の英失業率(前回2.5%)
5月の英失業者数(前回3.12万人増)
6月の独ZEW景気期待指数(前回マイナス8.2)
6月のユーロ圏ZEW景気期待指数(前回2.4)

【13日】
1〜3月期のスイス鉱工業生産(前回前年比8.7%上昇)
5月の英消費者物価指数(前回前年比2.4%上昇)
5月の英生産者物価指数(前回前年比2.7%上昇)
5月の英小売物価指数(前回前年比3.4%上昇)
4月のユーロ圏鉱工業生産(前回前月比0.5%上昇)

【14日】
5月の英RICS住宅価格(前回マイナス8%)
5月の英小売売上高自動車燃料含む(前回前月比1.6%増)
欧州中銀金融政策発表

【15日】
4月のユーロ圏貿易収支(前回269億ユーロの黒字)
5月のユーロ圏消費者物価指数確報(前回前年比1.9%上昇)

米国では
【12日】
5月の米消費者物価指数(予想前月比0.2%上昇、前回0.2%上昇)
5月の米消費者物価指数コア(予想前月比0.2%上昇、前回0.1%上昇)

【13日】
5月の米生産者物価指数(予想前月比0.3%上昇、前回0.1%上昇)
5月の米生産者物価指数コア(予想前月比0.2%上昇、前回0.2%上昇)
FOMC政策金利発表

【14日】
最新週の米新規失業保険申請件数(前回22.2万件)
5月の米小売売上高(予想前月比0.4%増、前回0.2%増)
5月の米小売売上高除自動車(予想前月比0.4%増、前回0.3%増)
5月の米輸入物価指数(予想前月比0.5%上昇、前回0.3%上昇)
4月の米企業在庫(予想前月比0.4%増、前回横ばい)

【15日】
6月の米NY連銀製造業景況指数(予想18.00、前回20.10)
5月の米鉱工業生産(予想前月比0.3%上昇、前回0.7%上昇)
5月の米設備稼働率(予想78.2、前回78.0%)
6月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報(予想98.2、98.0)
4月の米対米証券投資(前回618億ドル増)