米欧首脳会議、摩擦緩和へ対話、「互いに関税保留」

トランプ米大統領は25日、欧州連合（EU）の
ユンケル欧州委員長とホワイトハウスで
会談し、関税などの貿易障壁と産業補助金の
撤廃に向けて緊密な対話を始めることで
合意しました。

ユンケル委員長は「対話を進める間は
互いにさらなる関税を保留する」と述べ、
貿易摩擦の緩和を目指すことになります。

米国の対EU貿易赤字の削減に向け、EUが
米国産の大豆や液化天然ガス（LNG）の
輸入を拡大することでも一致しました。

トランプ大統領は共同記者会見で
「互いの貿易はより公正で互恵的なもの
になる」と強調し、「鉄鋼・アルミニウムの
関税問題や報復措置を解決する」と対話への
期待を表明し、貿易制裁の応酬を控える
可能性を示しています。