今週の材料は？

今週も各国で経済指標の発表が
目白押しです。

米国では先週のFOMCで利上げが決定し、
年内あと1回、来年は3回、2020年での
利上げ打ち止めが当局から
発表されています。

順調な米経済指標を受けて、米国の
利上げは正当化されており、トランプ大統領の
反対にもかかわらず、FRBは利上げを
毅然と行っています。

この中、今週は米雇用統計が発表されます。

市場の事前予想では、利上げを正当化する
数字が継続するとの声が多く、米国の
利上げ継続の姿勢は揺るがないとみています。

また、欧州でも足元の景気を占う
経済指標の発表が継続しますが、
経済の良好な状態を示すものと
みています。

ただ、英国のユーロ離脱を巡る思惑から、
欧州では慎重な見方が出ていますが、
来年の利上げにつながる経済指標の
発表が出てくるのではないかとの
読みも聞かれています。

この中、日本では日銀短観の
発表があります。

今回は、日本経済が底堅い動きに
あることを映す内容との見方が
多いものの、これが超緩和策の
転換につながる可能性は少ないと
思います。

引き続き、日本の経済指標で金融市場が
大きく動くことは少ないのではないかと
みています。

日本では
【1日】
9月の日銀短観大企業製造業業況判断(予想22、前回21）
9月の日銀短観大企業製造業先行き(予想19、前回21）
9月の日銀短観大企業全産業設備投資(予想前年度比14.2％、前回13.6％)

【2日】
9月のマネタリーベース(前回前年比6.9％増)
9月の消費者態度指数一般世帯(予想43.1、前回43.3）

【5日】
8月の全世帯家計調査消費支出(予想前年比0.1％増、前回0.1％増)
8月の毎月勤労統計調査現金給与総額(予想前年比1.3％増、前回1.6％増)
8月の景気先行指数速報値(予想104.2、前回103.9）
8月の景気先行一致指数(予想117.4、前回116.1）

欧州では
【1日】
8月のスイス実質小売売上高(予想前年比1.7％増、前回0.3％減)
9月のスイスSVME購買部協会景気指数(予想62.0、前回64.8）
9月の仏製造業PMI改定値(予想52.5、前回52.5）
9月の独製造業PMI改定値(予想53.7、前回53.7）
9月のユーロ圏製造業PMI改定値(予想53.3、前回53.3）
9月の英製造業PMI(予想52.5、前回52.8）
8月の英消費者信用残高(予想13億ポンド、前回8億ポンド）
8月の英マネーサプライM4(前回前年比2.1％増)
8月のユーロ圏失業率(予想8.2％、前回8.2％）

【2日】
9月の英建設業PMI(予想52.8、前回52.9）
8月のユーロ圏卸売物価指数(予想0.2％上昇、前回前月比0.4％上昇)

10/3(水)
【3日】
9月の仏サービス部門PMI改定値(予想54.3、前回54.3）
9月の独サービス部門PMI改定値(予想56.5、前回56.5）
9月のユーロ圏サービス部門PMI改定値(予想54.7、前回54.7）
9月の英サービス部門PMI(予想54.0、前回54.3）
8月のユーロ圏小売売上高(予想0.2％増、前回前月比0.2％減)

【5日】
8月の独生産者物価指数(予想前月比0.1％上昇、前回0.2％上昇)
8月の独製造業新規受注(予想前月比0.8％増、前回0.9％減)
8月の仏財政収支(前回828億ユーロの赤字）
8月の仏経常収支(前回5億ユーロの黒字）
8月の仏貿易収支(予想47.50億ユーロの赤字、前回34.90億ユーロの赤字）
9月のスイス消費者物価指数(予想前月比0.2％上昇、前回横ばい)

米国では
【1日】
8月の米建設支出(予想前月比0.5％増、前回0.1％増)
9月の米ISM製造業景況指数(予想60.3、前回61.3）

【3日】
9月の米ADP雇用統計(予想前月比18.5万人増、前回16.3万人増)
9月の米ISM非製造業景況指数(予想58.0、前回58.5）

【4日】
9月の米チャレンジャー人員削減数(前回前年比13.7％)
最新週の米新規失業保険申請件数(予想21.1万件、前回21.4万件）
8月の米製造業新規受注(予想前月比1.9％増、前回0.8％減)

【5日】
8月の米貿易収支(予想524億ドルの赤字、前回501億ドルの赤字）
9月の米失業率(予想3.8％、前回3.9％）
9月の米非農業部門新規雇用者(予想18.5万人増前回前月比20.1万人増)
9月の米平均時給(予想前月比0.3％増、前回0.4％増)
8月の米消費者信用残高(予想前月比150億ドル増、前回166億ドル増)

その他では
【2日】
豪中銀政策金利発表

【5日】
メキシコ中銀政策金利発表