ドル、保合い推移か

今週の為替相場は、保合い推移が
予想されます。

中間選挙や米雇用統計の発表など、
大きな材料が出尽くしたものの、
ドルの上値は114円台で止まったことで、
さらなるドルの上値を意識する動きは
目先、なくなったとの読みも
聞かれています。

引き続き、米中貿易問題等々、米国を
巡る国際的な懸念が材料になる可能性が
出ています。

この中、イランとの米国の対立が
原油価格に大きな影響を与えていますが、
この動きは当面は継続するものとみています。

とは言え、米国がイランに与えた
経済制裁の影響は、目先、少なくなった
感が見えています。

原油価格も高止まりで推移しており、
このまま原油価格が上昇する勢いは
少なっています。

今後、米国のイランに対する経済制裁
強まった場合に、原油市場動向に
どのような影響を与えるか、なお
注目したいと考えます。

また、中間選挙を勝利したと考えている
トランプ大統領が、今後どのような
サプライズを起こすのか、これも
注目材料です。

どちらにしても、ドルを買い上げるような
材料は見当たらないと考えも
良いのかもしれません。

しかし、米国は12月には利上げを
実施する構えを見せており、
ドルの下値は底堅い、そう見ています。

結果として、ドルは保合い圏での
推移を予想しています。

予想レンジは
ドル円は108.20〜115.20円、
ユーロ円は126.20〜133.20円、
英ポンド円は142.20〜150.20円、
ドル円は78.20〜84.20円。