ドル円は110円台前半で推移

25日の外国為替市場では、ドル円相場は
110円台前半で推移しています。

米政府機関の閉鎖や世界経済の先行き懸念が
広まる中で、円はリスク回避通貨として、
主要通貨に対して上昇しています。

この中、米国では、ムニューシン米財務長官が23日、
大手米銀トップと電話協議を行い、CEOらは
貸し出しにあてる潤沢な流動性があることを
確認しました。

長官は、各行で決済や証拠金に絡む問題が
生じていないことや、市場が引き続き適切に
機能していることも確認したと言われていますが、
この時期に金融界の首脳と電話会談を行い、
流動性に問題がないことを確認したことで、
「何か」あるのではないかと、市場に余計な
憶測を強めているのではないかとの見方も
出ています。

また、日米を始め世界の株式市場で、株価が
大幅に値を下げていることも、「何か」リスクが
広がっているのではないかという見方につながり、
リスク回避の円買いが強まっているのではないか
との見方も出始めています。

ドル円は110.15円前後で、
ユーロ円は125.70円前後で、
英ポンド円は139.90円前後で、
ドル円は77.70円前後で推移しています。