今週の材料は?

今週は、年末年初となることで、12月31日、
1月1日は休場となる国が多くなります。

経済指標の発表は2日から本格化し、
4日には米国では雇用統計の発表があります。

失業率、非農業部門の新規雇用者、
時間当たり賃金などは、ほぼ前月同水準が
予想されており、予想対比で大きく
振れない限りは金融市場に与える影響は
少ないと思います。

ただ、年末にかけて、ドルは米利上げの
打ち止め時期が従来想定より早まるとの見方や、
利上げが米経済鈍化への懸念に繋がっていること、
米政府機関の一部閉鎖や、米中貿易摩擦
行方などが注目される展開となっています。

一方、欧州では、複雑な英国の欧州連合(EU)
離脱などが材料視されている状態で、
ユーロや英ポンドが軟調な動きとなる
可能性が否定できない状況になっており、
経済指標だけではなく年末からの材料が
年初も大きな材料になる可能性が
指摘されています。

欧州では
【2日】
12月の仏製造業PMI改定値(予想49.7、前回49.7)
12月の独製造業PMI改定値(予想51.5、前回51.5)
12月のユーロ圏製造業PMI改定値(予想51.4、前回51.4)
12月の英製造業PMI(予想52.5、前回53.1)

【3日】
12月のスイスSVME購買部協会景気指数(予想56.9、前回57.7)
11月のユーロ圏マネーサプライM3(予想前年比3.8%、前回3.9%)
12月の英建設業PMI(予想52.9、前回53.4)

【4日】
12月の仏消費者物価指数(予想前月比0.1%上昇、前回0.2%低下)
12月の仏サービス部門PMI改定値(予想49.7、前回49.6)
12月の独失業率(予想5.0%、前回5.0%)
12月の独失業者数(予想前月比1.3万人減、前回1.6万人減)
12月の独サービス部門PMI改定値(予想52.5、前回52.5)
12月のユーロ圏サービス部門PMI改定値(予想51.4、前回51.4)
11月の英消費者信用残高(予想10億ポンド、前回9億ポンド)
11月の英マネーサプライM(前回前年比1.0%)
12月の英サービス部門PMI(予想50.7、前回50.4)
11月のユーロ圏卸売物価指数(予想前月比0.2%低下、前回0.8%上昇)
12月のユーロ圏消費者物価指数速報値(予想前年比1.8%上昇、前回1.9%上昇)

米国では
【2日】
12月の米製造業PMI改定値(予想53.9、前回53.9)

【3日】
12月の米チャレンジャー人員削減数(前回前年比51.5%)
12月の米ADP雇用統計(予想前月比18.0万人、前回17.9万人)
最新週の米新規失業保険申請件数(予想22.0万件、前回21.6万件)
12月の米ISM製造業景況指数(予想57.8、前回59.3)
11月の米建設支出(予想前月比0.3%増、前回0.1%減)

【4日】
12月の米失業率(予想3.7%、前回3.7%)
12月の米非農業部門雇用者数(予想前月比18.0万人、前回15.5万人)
12月の米平均時給(予想前月比0.3%増、前回0.2%増)
12月の米サービス部門PMI改定値(予想53.5、前回53.4)
12月の米総合購買担当者景気指数改定値(前回53.6)