2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

スイス中銀、超過準備にマイナス金利導入すべき=IMF

国際通貨基金(IMF)は18日、スイス国立銀行(中央銀行)が 超過準備にマイナス金利を導入すべきとの認識を示した。スイス財務省のウェブサイトに公表された声明でIMFは 「新たな(スイスフラン)上昇圧力が掛かれば、スイス中銀は 銀行の超過準備にマイナス…

NZドルは過大評価されている、介入の必要はなし=IMF

国際通貨基金(IMF)は、ニュージーランド(NZ)ドルが 過大評価され、輸出を圧迫しているものの、NZドル高抑制に 向けた介入の必要はないとの見解を示した。IMFはニュージーランドに関する年次報告の中で、 NZドルが15%過大評価されていると指摘した。IMF…

ユーロ圏の一部、必要な改革を推進できない可能性=S&P

格付け会社S&Pのドイツ部門トップ、トルステン・ヒンリヒス氏は、 18日付新オスナブリュック新聞に対し、スペインやイタリア、 ポルトガル、フランスでは失業者が緊縮策の受け入れに消極的になり、 必要な改革が推し進められなくなるリスクが高いとの見方を…

スイス、2014年の経済成長率予想を2.1%に上方修正

スイス経済省経済事務局(SECO)は18日、 世界経済に回復の兆しが見られ、世界の金融市場の センチメントが上向いていることから、2014年の スイスの成長率予想を12月時点の2%から2.1%に 上方修正した。SECOは、最近の調査では、ここ数カ月に全般的に より…

ポルトガルの銀行めぐる状況、キプロスと異なる=銀行協会会長

ポルトガル銀行協会のFernando Faria de Oliveira会長は18日、 ポルトガルの銀行をめぐる状況はキプロスとは完全に異なっており、 同国の銀行預金に課徴金を適用する理由は存在しないとの認識を示した。会長はロイターに宛てた声明で「ポルトガルの銀行は 支…

BIS、実取引に基づく複数の指標金利導入提案

国際決済銀行(BIS)は18日、LIBOR(ロンドン銀行間 取引金利)不正操作問題を受けて、実際の取引金利に基づく 複数の指標金利導入を提言する報告書を公表した。指標金利の算出で実取引データの活用強化を求める 需要があるとしており、翌日物金利や翌日物金…

米財務省はキプロスの状況注視、公平な解決策促す

米財務省は18日、キプロスに対する支援策をめぐり 状況を注視していると表明し、公平な解決策を 講じるよう促した。財務省は「キプロスの状況を注視しており、 ルー財務長官が欧州当局者と連絡を 取り合っている」とする声明を発表した。また「キプロスとユ…

ユーロ圏がキプロスに少額の預金者保護要請、議会採決は19日

ユーロ圏財務相は、対キプロス支援について、 少額の預金者を保護する必要があるとの認識で一致した。キプロスは19日1600GMT(日本時間 翌日午前1時)に議会での採決を予定している。週末のユーロ圏財務相会合では、100億ユーロ (130億ドル)を支援する代わ…

台湾中銀、意図的に台湾ドル押し下げず=総裁

台湾中央銀行の彭准南・総裁は18日、中国との 通貨スワップ協定に向けて積極的に取り組んでいることを 明らかにするとともに、台湾中銀は意図的に台湾ドルを 押し下げようとしていないと指摘した。同総裁は議会で「台湾ドルの適正な水準について 判断するの…

米FRBなどの資産購入、インフレ期待への影響はわずか=BIS

国際決済銀行(BIS)は17日、イングランド銀行(英中央銀行)と 米連邦準備理事会(FRB)による資産購入が、インフレ期待に 及ぼした影響はわずかだとした内容の報告書をまとめた。2008年以降、銀行貸し出しの改善や経済成長の促進を目指し、 米国と英国で莫…

「大き過ぎてつぶせない」銀行は金融の安定性への脅威=米ダラス地区連銀総裁

米ダラス地区連銀のフィッシャー総裁は16日、 米国の大手銀行について「縁故資本主義の実践者」 であり、引き続き金融市場の安定性を脅かしている、 として強く批判した。その上で「大き過ぎてつぶせない」と見なされないように、 解体する必要があるとの認…

米緩和終了論議を注目

今週の為替市場は、米国のFOMCを 注目する展開となると見ています。米国では、経済指標が底堅い動きを 見せていることで、超緩和策の終了論議が 強まっています。バーナンキFRB議長をはじめ、FRB幹部は 超緩和策の継続を主張していますが、 一部地区連銀総裁…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標が相次いで発表されます。米国では、消費者の景況感を示す指標が 悪化したことで、ドルの上値を重くしています。今週発表される経済指標で、悪化が確認されれば、 さらにドルの上値が重くなることが想定されます。この中、20日には、FOM…

日本は市場開放を真に望まず、交渉は「見せかけ」=米フォード幹部

米フォード幹部は、日本は市場開放を真に望んでおらず、 自由貿易交渉に参加しても交渉は「見せかけ」に 過ぎないとの認識を示した。フォードの政府間問題担当副社長を務めるスティーブ・ ビーガン氏は、今週行われたロイターとのインタビューで、 同社は真…

日本のTPP交渉参加表明、慎重ながらも歓迎=米USTR代表代行

米通商代表部(USTR)のマランティス代表代行は15日、 安倍晋三首相が環太平洋連携協定(TPP)交渉参加を 正式に表明したことを受け、日本政府は日米貿易障壁の 解決に向けた前向きな姿勢を示す必要があると述べ、 慎重ながらも歓迎する意向を示した。代表代…

EUは金融安定に向け大胆な行動をとる必要=IMF

国際通貨基金(IMF)は15日、欧州連合(EU)の 金融セクターに関する審査報告を発表し、EUが 金融安定に向け大胆な行動をとる必要があるとの見解を示した。IMFは報告書で、EUが著しい進展を遂げたと評価しつつも、 金融情勢は依然ぜい弱で、一段の措置が必要…

インフレ高進を容認するような風潮は危険=デール英中銀理事

イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミストを 務めるデール理事は15日、インフレ高進を容認するような 風潮は危険との考えを示した。理事は講演で、インフレが過去の出来事のように 語られている感があると指摘。「中央銀行は成長に一層注力すべき…

英中銀、追加資産買い入れ実施の根拠ある=キング総裁

イングランド銀行(英中央銀行)のキング総裁は、 英中銀が景気支援に向け追加資産買い入れを実施する 根拠が依然存在するとの見解を示した。英民放ITVが15日報じた。キング総裁は「楽観の度合いを誇張すべきではない。 私は景気回復の兆候を確認すると同時…

財政ファイナンスへの疑念、国債の信用にかかわる=財務相

麻生太郎財務相は15日午後の衆議院財務金融委員会で、 政府が日銀に財政ファイナンスをさせていると疑念を もたれると国債の信用にかかわると述べた。共産党の佐々木憲昭委員の質問に答えた。麻生財務相は「日銀の国債買い入れは金融緩和のために 市中に資金…

国会承認で黒田日銀が20日発足、デフレ脱却へ大胆緩和

参院は15日午前の本会議で、次期日銀総裁に 黒田東彦アジア開発銀行(ADB)総裁、副総裁に 岩田規久男学習院大教授、中曽宏日銀理事を充てる 人事案を与党などの賛成多数で可決した。衆院では14日に同意されており、3人の 正副総裁候補が国会で正式に承認さ…

日銀の2013年度考査、環境変化への中期対応を重視

日銀は15日、2013年度考査の実施方針を発表した。地域金融機関を中心に、保有債券の平均残存期間 (デュレーション)の長期化などで収益確保を図る動きが 広がっていることを踏まえ、経済・市場変動が収益に 与える影響などについて中期的な視点で適切に分析…

2%目標は頻繁に変わるものではない=白川日銀総裁

日銀の白川方明総裁は15日の衆議院財務金融委員会で、 2%の物価上昇率目標について「目標数字はころころ 変わるものではない」とし、「海外の中央銀行でも ずっと変わらずに存続している。経済が置かれた状況に 即しておのずと数字は決まってくる」と説明し…

首相がTPP交渉参加表明「最善の道を実現」、GDP試算で意義強調

安倍晋三首相は15日夕の記者会見で、環太平洋連携協定 (TPP)交渉への参加を正式に表明した。日本の主権は断固として守るとした上で、国益を踏まえて 最善の道を実現するとの決意を示した。政府は同時に、TPP参加の経済効果として、実質国内総生産 (GDP)…

FRBが大手18行中14行の資本計画承認、JPモルガンとGSは条件付き

米連邦準備理事会(FRB)は14日、ストレステスト (健全性審査)の一環として大手銀18行中14行の 資本計画(配当、自社株買いなど)を承認したと発表した。一方、JPモルガン・チェースとゴールドマン・サックスに ついては資本計画を条件付きで承認したほか…

JPモルガン、巨額損失問題でリスク無視=米上院小委員会

米上院の常設調査小委員会は14日、金融大手 JPモルガン・チェースで「ロンドンの鯨」と 呼ばれた元トレーダーがデリバティブ取引で 巨額の損失を出した問題について、 調査報告書をまとめた。報告書は、同社がリスクを無視し、投資家に 不正確な情報を伝え、…

英中銀、流動性供給・経済予測実施方法を改善へ

イングランド銀行(英中央銀行)は、昨年実施された 外部調査の結果に基づき、経済予測や流動性供給の 実施方法を改善していく方針を示した。金融危機発生時の流動性供給が遅すぎたとの批判や、 成長・インフレ見通しが一貫して楽観的すぎるとの 指摘を受け…

EU首脳会議、財政協定の解釈めぐり成長損ねない譲歩案で合意

14日の欧州連合(EU)首脳会議は、EUの財政規律強化に 関する協定について、財政赤字を算出する際に公共投資に 関する各国の裁量を拡大し、成長を損ねないような 解釈をする譲歩案で合意した。フランスのオランド大統領は「(財政赤字削減の) コミットメン…

ノルウェー中銀が政策金利1.5%に据え置き、来年春の利上げを予想

ノルウェー中銀は14日、政策金利を1.5%に据え置いた。中銀は次の利上げが来年春になると予想。昨年12月時点の予想は今年3〜9月だった。中銀は声明で「現時点の分析では、主要政策金利は 2014年春まで現在の水準にとどまり、その後段階的に より正常な水準に…

ギリシャは改革で著しい進展、いくつかの問題残る=トロイカ調査団

国際通貨基金(IMF)、欧州委員会、欧州中央銀行(ECB)の 合同調査団「トロイカ」は14日、ギリシャについて声明を発表し、 次回支援融資を受ける条件である改革で著しい進展を図っていると 評価する一方で、いくつかの問題が残っていると指摘した。「これら…

イタリア中銀、赤字行に賞与・配当見送りを要請

イタリア中銀は14日、国内銀行に対し、 景気の悪化を想定して貸倒引当金を一段と 積み増すよう指示する声明を発表した。赤字を計上した銀行には、 配当や賞与を見送るよう要請した。これに先立ち、中銀は 国内銀行の監査を実施。一部の銀行に貸倒引当金の 積…