今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が相次ぎます。

米国では、週末5日に雇用統計の発表があります。

米経済に変調の兆しと見られたのが、前回の雇用統計発表だけに、その中身に関心が集まるものと思います。

今回の予想は、失業率が9.2%、非農業部門の新規雇用が前月比9.5万人増と新規雇用が10万人近い増加が見込まれています。

ただ、失業率は前回と同水準となっているので、雇用統計の改善と読むことは出来ないと思います。

この中、今週はECB、英中銀、日銀、豪中銀が政策金利を発表します。

各国とも、政策金利の変更はないと見ていますが、政策金利の発表を控えて、思惑的な動きが出る可能性もあります。

また、米国では8月2日が債務上限引き上げの期限となる中で、市場の動揺が強まる可能性があります。

引き続き、米国、欧州発の材料が市場を動かす大きな要因となりそうです。

米国では
【1日】
7月のISM製造業景況指数(予想55.0、前回55.3)
6月の建設支出(予想前月比0.1%低下、前回0.6%低下)

【2日】
6月の個人所得(予想前月比0.2%増、前回0.3%増)
6月の個人支出(予想前月比0.2%増、前回変わらず)
6月のPCEデフレーター(前回前年比2.5%上昇)
6月のPCEコアデフレーター(予想前年比1.4%上昇、前回1.2%上昇)

【3日】
7月のADP全国雇用者数(予想10.0万人増、前回15.7万人増)
7月のISM非製造業景況指数(予想54.0、前回53.3)
6月の製造業受注指数(予想前月比0.6%減、前回0.8%増)

【4日】
7月29日までの週の新規失業保険申請件数(前回39.8万件)

【5日】
7月の失業率(予想9.2%、前回9.2%)
7月の非農業部門新規雇用者数(予想前月比9.5万人増、前回1.8万人増)
6月の消費者信用残高(予想50.0億ドル、前回50.77億ドル)

欧州では
【1日】
6月のユーロ圏失業率(予想9.9%、前回9.9%)

【2日】
6月の実質小売売上高(前回前年比4.1%減)
7月のスイスSVME購買部協会景気指数(予想52.8、前回53.4)
7月の英PMI建設業(予想53.2、前回53.6)
6月のユーロ圏生産者物価指数(予想前年比6.0%上昇、前回6.2%上昇)

【3日】
7月の英PMIサービス業(予想53.5、前回53.9)
6月のユーロ圏小売売上高(予想前年比0.9%減、前回1.8%減)

【4日】
6月の独製造業受注(予想前月比0.2%減、前回1.8%増)
BOE政策金利発表
ECB金融政策発表

【5日】
6月の仏貿易収支(予想61.00億ユーロの赤字、前回74.22億ユーロの赤字)
7月のスイス消費者物価指数(予想前年比0.7%上昇、前回0.6%上昇)
7月の英生産物価指数コア(予想前年比3.2%上昇、前期3.2%上昇)
6月の独鉱工業生産(予想前年比0.1%上昇、前回1.2%上昇)

日本では
【4日】
日銀金融政策決定会合(〜5日)

【5日】
日銀金融政策決定会合(結果発表)
6月の景気動向指数一致CI指数(予想108.6、前回106.3)
6月の景気動向指数先行CI指数(予想103.5、前回99.6)

その他では
【2日】
豪中銀政策金利発表