NY連銀は欧州銀行を注視、特に警戒していない=ダドリー総裁

米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は19日、金融市場が
不安定となるなか、連銀が債務危機に苦慮する
欧州銀行を注視していると述べた。

銀行関係者を前に講演した総裁は「現実として、
われわれは欧米の銀行を毎日監視している。
これに関して特に警戒することは何もない。
通常の標準的業務だ」と指摘し、確実に動向を
理解することが賢明との認識を示した。

システムにある程度の圧力がかかっているものの、
銀行の状況は数年前から大きく改善されていると指摘。

「資本水準がかなり高くなっている。資本の質は
大きく向上し現在も改善している。2008年と比べ、
流動性にはかなりの緩衝がある」と述べた。