ユーロは依然安定的で市場も信認、独経済もしっかり=ショイブレ財務相

ドイツのショイブレ財務相は22日、ユーロは依然として安定的な通貨で、
債務危機にもかかわらず対ドルで一定のレンジに収まっているとの認識を示した。

ラジオインタビューで国内経済のファンダメンタルズは
引き続きしっかりとしており、今年の成長率は
再び3%になるとの見方を示した。

同相は「ユーロは引き続き安定している。外為市場の動向をみると、
市場はユーロへの信認を示している」と指摘。

「ここ数カ月の米国債務問題や世界経済見通しの悪化といった
様々な混乱にもかかわらず、ユーロは引き続き安定している。
1.40〜1.50ドルのレンジに収まっている」と述べた。

米国の債務水準はユーロ圏で困難に
陥っている国々よりも高いと語った。

ここ数週間の金融市場の混乱については、
行き過ぎで、誰もが驚いたと指摘。

「市場は過剰反応をする傾向がある。今年第1・四半期の
(独株価指数の)DAXはやや過大に評価されていたと
多くの人が考えていた。今では下方修正局面にあり、
行き過ぎとなっているようだ」と述べた。