達成感を感じつつ力不足痛感、退任後も脱原発依存に努力=菅首相
菅直人首相は26日午後、正式に退陣を表明した。
記者会見で、菅首相は「内閣として一定の達成感を感じている」
としつつも、東日本大震災後の福島原子力発電所事故で
「首相として力不足、準備不足を痛感した」と振り返った。
震災や原発事故の際に首相を務めた政治家として、退任後も
「原発に依存しない社会の実現に最大の努力を傾けたい」と述べた。
社会保障と税の一体改革については「いかなる政権でも避けて通れない。
問題をこれ以上先送りすることはできない」とし、「国民に理解していただき、
与野党で協力して実現してほしい」と語った。
民主党代表選挙で決まる後継者は「物事を先送りせず、
難しい課題も自分の責任で進めていく人がふさわしい」と指摘。
「復旧・復興についても、やり遂げることが
できる人にやってもらいたい」とした。