ドイツのIFO経済研究所が26日発表した9月の独業況指数は
3カ月連続で低下し、1年3カ月ぶりの低水準となった。
ユーロ圏の債務危機が重大な局面を迎える中、
ユーロ圏を支えてきたドイツ経済が
鈍化していることが裏付けられた。
IFOによると、9月の業況指数は107.5で、
前月の108.7から低下。
項目別に見ると、期待指数は8月改定値の100.0から98.0に低下し、
過去2年で初めて100を割り込んだ。
IFOのエコノミスト、クラウス・アッベルガー氏は
ロイターに対し、ドイツ企業は将来について
懐疑的に見ており、海外からの刺激効果は
これ以上見込めないと考えている、との認識を示した。