フランスを格下げする計画はない=フィッチ幹部
格付け会社のフィッチ・レーティングスの
ソブリン格付けマネージング・ディレクター、
デービッド・ライリー氏は21日、
フランスのトリプルA格付けを
引き下げる計画はない、との見解を示した。
同氏はブリュッセルでの会議の合間に記者団に対して
「フランスを格下げするつもりはない」と述べた。
また「ギリシャはデフォルトに陥る可能性が高いが、
危機解決の一環としてギリシャの問題を解決すること、
つまりそれは銀行にとっての資金を意味するが、
そうしたことはフランスにとり好ましく、
フランスの状況を改善する」と語った。
フィッチは、2週間前にイタリアとスペインを格下げした。
ライリー氏は、危機が一段と深刻になれば、
イタリアやスペイン、ユーロ圏のほかの国に圧力が加わり、
景気後退(リセッション)に陥る可能性が高まる、との認識を示した。