住宅ローン借り換え制度の条件緩和へ、対象制限撤廃など=米住宅金融局

米連邦住宅金融局(FHFA)は24日、
住宅ローン借り換え促進プログラム(HARP)の
利用条件緩和に関する新指針を発表した。

プログラムの適用対象については、
連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)、
連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)による
保証が付いたローンで、これまで住宅価値に対する
住宅ローンの割合(LTV)が125%までに
制限されていたが、この制限を撤廃する。

直近で最低7回のローン支払いが確認されれば
同プログラムを受けられ、大半のケースで
査定が不必要となる見込み。

またローン返済の加速化に向け、期間が短めのローンへの
借り換えを対象に一定の手数料を免除するほか、プログラム期間を
2013年12月31日まで延長する方針。

HARPは2009年3月に発表され、最大500万人の利用を
見込んでいるが、今年8月までの利用者は
89万人程度にとどまっている。