「ウォール街を占拠せよ」便乗商法が盛んに、商標登録も

ウォール街を占拠せよ」をスローガンに始まった
格差社会デモは、29日にも再び世界一斉の
抗議行動が呼び掛けられている。

そんな中、デモの本拠地であるニューヨークの
ズコッティ公園では、皮肉なことに「資本主義」が
しっかりと根を下ろしている。

同公園の周囲には、ウォール街占拠デモを扱った
Tシャツやアート作品を売り出す業者があふれており、
一部には、そうした商売行為はデモの主張を
弱めるとの声も出ている。

ただ、インターネット上でも、ウォール街占拠デモの
便乗ビジネスは盛り上がりを見せており、
あるサイトでは「ウォール街を占拠せよ」と書かれた
iPone(アイフォーン)のケースが35ドル(約2700円)で
売られているほか、「占拠」をうたい文句にしたコンドーム30個を
11.99ドルで販売するサイトも登場した。

競売サイトのイーベイでは25日夜までに、
関連商品約5000アイテムが出品されている。

また、ニューヨーク州在住のロバート・マレスカさんと
ダイアンさん夫婦は先週すでに、「ウォール街を占拠せよ
というフレーズの商標登録を申請。

「自分がやらなければ、ほかの誰かが
やるだろう」と語っている。