カリフォルニア大で反格差デモに催涙スプレー=学長が謝罪

カリフォルニア州のカリフォルニア大学デービス校で、
18日に行われた反格差社会デモに参加した学生らに
警官が催涙スプレーを使用する騒ぎがあり、
同校のカテヒ学長が21日、学生らに謝罪した。

この問題は、18日に校内の警備などを務める
「キャンパス・ポリス」と呼ばれる警官2人が、
平和的な抗議活動を行っていた学生らに催涙スプレー
使用したもので、その様子を映した動画がテレビや
インターネットで広まり、批判が高まっていた。

これを受けて、スプレーを使用した警官らが
停職処分となったほか、警察責任者も休職となり、
大学側はスプレー使用が適切だったかどうかについて
調査する方針も明らかにしている。

カテヒ学長は21日、抗議のために集まった
1000人以上の学生らに対し、「金曜日に起きたことは、
本当にひどいと思う」と述べ、
デモ参加者に謝罪をしたいと表明。

一方、今回の事態が大学側の対応不備によって起きたとして、
一部の学生からは学長の辞任を求める声が上がっている。