英10年債利回りが初の2%割れ、経済指標の悪化で

23日の取引で英10年債利回りが
初めて2%を割り込んだ。

英国立統計局(ONS)が
同日発表した経済指標の悪化が背景。

ただ、クリスマス休暇を控え取引が非常に薄かったことから、
アナリストの間ではこの日の動きを深読みするべきではない
との見方も出ている。

国立統計局が発表した10月のサービス部門指数は
前月比0.7%低下し、4月以降で最大の落ち込みを示した。

これを受け、英経済は第4・四半期にマイナス成長に
陥るのではないかとの懸念が台頭、国債利回りの低下につながった。

英10年債利回りは1114GMT(日本時間午後8時14分)に
過去最低水準となる1.997%に低下。

その後は若干持ち直し、1210GMT現在は
2.035%と、再び2%台に戻した。

独連邦との利回り格差は6ベーシスポイント(bp)と、
1週間ぶりの水準に縮小した。