米大統領、連邦債務上限の1.2兆ドル引き上げ要請へ=財務省高官

オバマ米大統領は、週内にも連邦債務上限を
1兆2000億ドル引き上げる
権限を議会に要請する方針。
財務省高官が27日、明らかにした。

政府と議会は今年8月の債務上限引き上げ協議で、
2013年までの政府資金調達に関し合意しており、
今回の要請もこれに沿ったもの。

合意では、議会が要請を受けて15日以内に3分の2以上の反対で
否決しない限り、債務上限を自動的に引き上げることになっており、
議会も休会に入っていることから、問題なく引き上げられる見通し。
共和党過半数を占める下院は1月17日まで休会となっている。

オバマ大統領は期限までの円滑な支払いを確実にするため、
1兆2000億ドルの上限引き上げを要請する方針としている。

合意では、オバマ大統領が連邦債務上限を3段階にわたって
2兆1000億ドル引き上げることが可能で、これまで2度にわたり
上限を計9000億ドル引き上げている。