ギリシャをユーロ離脱に追い込むことは望まず=独首相

ドイツのメルケル首相は7日、ギリシャがユーロ離脱に
追い込まれることは望んでいないとの立場を示し、
そうした事態に陥れば、「予測不可能な影響」が生じると述べた。

首相は、若者の集会でギリシャ人学生からの質問に対し
ギリシャをユーロ圏から追い出すようなことに
一切関わるつもりはない」と答えた。

これより先、ギリシャは第2次支援の条件となっている
経済改革案の受け入れをめぐる連立与党党首らの会合を
8日に延期したが、メルケル首相は、ギリシャには
厳しい改革を受け入れる以外に選択肢はないと強調した。

「(ギリシャ)国民を困らせるためにやっているわけではない。
そんなことをしてわれわれにとって何の利益になろうか」と述べ、
ギリシャが欧州の支援を受けながら自国のリソースで
存続できる段階に達することを望んでいるとした。

また「外部からギリシャに改革を強制することは
誰も望んでいない」と述べた。