ギリシャ第3次支援の可能性排除できず=ユーログループ議長

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のユンケル議長
ルクセンブルク首相)は24日、ギリシャに対する
第3次支援が必要になる可能性は排除できないとの考えを示した。

アルジャジーラとのインタビューで語った。

議長は、ギリシャに対する第3次支援が必要ないと
確信できるかとの質問に対し「排除はできない。
しかし、第3次プログラムが必要になると
最初から想定すべきではない」と答えた。

また「ユーログループは21日に、現行プログラムの
期間を超えてギリシャを支援する用意があることを
明確にしたが、必要になる『かもしれない』
第3次プログラムについて現時点で議論すべきでないと
考える妥当な理由がある」とし、「いまは第2次プログラムを
実行すべきだ」と述べた。

ギリシャのデフォルト(債務不履行)は不可避という
一部専門家の見方については「ギリシャがデフォルトの道を
選ぶとは思わない」とし、ユーロ圏は無秩序なデフォルト回避に
向けてあらゆる措置を講じていると主張した。

ギリシャがユーロ圏にとどまることができるかとの質問には
「新たな危機の可能性を完全に排除することはできないが、
ユーロ圏は徐々に安全な領域を取り戻しつつある」と答えた。