ギリシャ追加支援が再度必要となる可能性排除できず=独財務相

ドイツのショイブレ財務相は24日、2020年までに
ギリシャ追加支援が再度必要となる可能性を
排除できないとの見解を示した。

ただ、第2次支援策によって、
危機克服の可能性が高まったと述べた。

財務相は「第2次支援の期間は3年だ。そのため、
期間が終了してから2020年までに追加支援の必要性が
生じる可能性は排除できない」と語った。

財務相は、ギリシャ第2次支援が成功する保証はなく、
将来ドイツが再びギリシャ支援の検討を
余儀なくされる可能性があるとの見解を示した。

財務相が議員に宛てた書簡をロイターが入手した。

同相は同時に、週明け27日に実施される議会採決で、
第2次支援に関する法案を可決するよう促した。

同相は「選んだ道が成功に至るか定かではない。
独議会がギリシャへの金融支援について検討することは、
今回が最後ではない可能性もある」と指摘。

その上で「私は合意した道筋が成功につながる公算が
大きいと確信しており、第2次支援への支持を求める」とした。