EFSFの格付け見通し、「ネガティブ」に変更=S&P

格付け会社S&Pは27日、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の
格付け見通しを「デベロッピング」から「ネガティブ」に変更したと発表した。

長期格付けは「AAプラス」に据え置いたものの、
見通しの変更により2年以内に格下げされる可能性がある。

S&PはEFSFの信用力が強化されるか疑問があるとし、
ネガティブとしているフランスとオーストリア
格付け見通しを反映させたと説明。

「信用力が強化されず、EFSFに関与している
『トリプルA』もしくは『AAプラス』の格付けを
得ている国をS&Pが『AAプラス』以下に格下げした場合、
EFSFの格付けも引き下げられる可能性がある」とした。

S&Pは1月にEFSFの格付けを
「トリプルAA」から「AAプラス」に引き下げている。