米司法省、LIBOR操作疑惑で刑事捜査=関係筋

関係筋によると、米司法省は大手銀行による
ロンドン銀行間取引金利LIBOR)操作疑惑を
めぐり刑事捜査を進めている。
事情に詳しいある関係者が明らかにした。

同省がLIBOR操作疑惑を調査していることは
すでに報じられていたが、刑事捜査に
乗り出したことが明らかになったのは初めて。

事態の深刻さが浮き彫りとなった。

銀行間取引金利の操作疑惑をめぐっては、米国、日本、
カナダ、英国で調査が進められている。

シティグループHSBCホールディングスPLC、
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループPLC、
UBSなどの一部大手行は、LIBORの決定方法について
当局から問い合わせを受けたことを明らかにしている。

これまでのところ、同疑惑で
刑事訴追された銀行やトレーダーは出ていない。

司法省がどの金融機関を捜査しているかは不明。
同省や金融機関のコメントはとれていない。