銀行間金利の操作疑惑めぐる調査、TIBORも対象=アルムニア欧州委員

欧州委員会アルムニア委員(競争政策担当)は30日、
英国や欧州の銀行間取引金利に加え、東京銀行間取引金利
(TIBOR)についても、銀行の操作疑惑を
調査していることを明らかにした。

欧州委員会は現在、日米、スイスの規制当局とともに
銀行間取引金利に対する不正操作について調査を進めている。

アルムニア委員は、会合での講演原稿で「欧州委の調査は、
欧州銀行間取引金利(EURIBOR)と関連した商品のほか、
ロンドン銀行間取引金利LIBOR)や東京銀行間取引金利
(TIBOR)といった、特定通貨の指標金利に関連した商品にも
拡大して進められている」と指摘。

「これら指標金利を基準とする金融デリバティブ・トレーディングで、
カルテルや制限的な事業慣行を禁じる規制に違反があった可能性が
あるとの懸念を抱いている」としている。