ギリシャ世論調査で緊縮派のND首位、急進左派と1ポイント差

30日に公表されたギリシャ世論調査で、緊縮推進派が
支持率でリードしていることが明らかになった。

メガTVの委託でGPOが実施した調査によると、
新民主主義党(ND)の支持率は23.4%と、反緊縮を掲げる
急進左派連合(SYRIZA)の22.1%を上回った。

NDとともに緊縮を支持する全ギリシャ社会主義運動
(PASOK)は13.5%で3位となった。

緊縮派のNDとPASOKが、ギリシャのユーロ残留を
目指す連立政権を樹立する可能性が示された。

調査では回答者の80.9%が、ギリシャは何としても
ユーロ圏にとどまるべきだとの見方を示した。

一方、これまでの調査と同様に、次期政権に対し、
公務員や公的年金、賃金の大幅削減を条件とする
国際支援プログラムの再交渉を求める人は過半数
(今回調査では77.8%)に達した。