今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。

米国では発表された雇用統計で、失業率が悪化、
新規雇用も低調な伸びにとどまりました。

米国の経済に対する懸念が広がる中で、
今週の経済指標が、後退懸念を
加速するものになるか否か、注目されます。

一方、欧州ではスペイン危機が強まっています。

ギリシャ動向もまだまだ予断を許しません。

ユーロが一段安となる中で、欧州の
経済動向が一段と気掛かりになっています。

ユーロ売りの後押しとなる、
経済指標の発表となるのか否か、
注目されます。

また6日にはECB理事会が開催されます。

ECBに対する圧力が強まっていますが、
ECBは政治力に屈しないので、
どんな結論を出すのか注目されます。

またイングランド銀行政策金利の発表を行いますが、
今回は政策金利は据え置きと見られています。

米国では
【4日】
4月の製造業受注指数(予想前月比0.3%増、前回1.9%減)

【5日】
5月のISM非製造業景況指数(予想53.8、前回53.5)

【6日】
第1四半期の非農業部門労働生産性確報(予想前期比0.6%減、前科0.5%減)
第1四半期の単位労働コスト確報(予想前期比2.2%上昇、前回2.0%上昇)
米地区連銀経済報告

【7日】
6月2日までの週の新規失業保険申請件数(前回38.3万件)
4月の消費者信用残高(予想100.00億ドル増、前回213.55億ドル増)

【8日】
4月の貿易収支(予想494億ドルの赤字、前回518億ドルの赤字)
4月の卸売在庫(予想前月比0.5%増、前回0.3%増)

欧州では
【4日】
4月のユーロ圏生産者物価指数(予想前年比2.8%上昇、前回3.3%上昇)

【5日】
4月のユーロ圏小売売上高(予想前月比0.1%減、前回0.6%増)
4月の独製造業受注(予想前月比1.0%増、前回2.2%増)

【6日】
5月の英PMI建設業(予想54.6、前回55.8)
第1四半期のユーロ圏GDP改定値(予想前期比横ばい、前回横ばい)
4月の独鉱工業生産(予想前月比1.0%減、前回0.8%増)
ECB金融政策発表

【7日】
第1四半期の失業率(前回9.8%)
5月のスイス失業率(前回3.1%)
5月のスイス消費者物価指数(前回前年比1.0%低下)
5月の英PMIサービス業(予想52.8、前回53.3)
イングランド銀行政策金利発表

【8日】
4月の独経常収支(前回198億ユーロの黒字)
4月の独貿易収支(予想126億ユーロの黒字、前回174億ユーロの黒字)
4月の仏貿易収支(前回57.21億ユーロの赤字)
5月の英生産者物価指数コア(予想前年比2.4%上昇、前回2.3%上昇)

日本では
【7日】
4月の景気動向指数速報一致CI指数(前回96.7)
4月の景気動向指数速報先行CI指数(前回96.4)

【8日】
第1四半期のGDP二次速報(前回前期比年率4.1%増)
4月の経常収支(予想3950億円の黒字、前回1兆5894億円の黒字)
4月の貿易収支(予想4251億円の赤字、前回42億円の黒字)
5月の景気ウォッチャー調査現状判断DI(前回50.9)
5月の景気ウォッチャー調査先行き判断DI(前回50.9)