米議会、超党派での財政赤字削減法案の成立目指すべき=ホワイトハウス

ホワイトハウスは25日、議会に対し、来年1月にも
発動される総額1兆2000億ドルの自動的な歳出削減の
影響についての公聴会を開催するよりも、財政赤字削減法案を
成立させることに集中するよう要請した。

米下院軍事委員会のバック・マケオン委員長(共和党)は、
米政治情報サイトのポリティコへの寄稿で、政府の予算責任者が
7月中旬に開く公聴会で自動的な歳出削減の影響についての
証言を拒否したことに「深く失望した」と述べ、
民主党オバマ大統領に責任を果たすよう求めていた。

これに対し、ホワイトハウスの行政予算管理局の
ケン・ベア報道官は電子メールで「今は自動的な
歳出削減の影響をいかに和らげるかについての
公聴会を開催するよりも、議会が超党派による
均衡のとれた財政赤字削減法案を賛成し、
さらに大統領の署名を得ることで2013年1月2日からの
自動的な歳出削減策の発動回避を目指すべき時だ」
とのコメントを発表した。