EU首脳会議、危機対策に「肉付け」する必要=米財務次官

米国のブレイナード財務次官は25日、ロイターの
インタビューに応じ、欧州首脳に対し、28〜29日の
欧州連合EU)首脳会議で債務危機対策に
「肉付け」するよう求めた。

同次官は、ユーロ圏首脳は危機に対して切迫感を
持って対応しているが、危機を解決するには
対策の詳細をまとめる必要があると指摘。

EU首脳会議では一部のEU諸国に広がりつつある
目先の金融ストレスへの短期的な対応策を示すと同時に、
経済統合を進めるためのロードマップを
示さなくてはならない、と呼びかけた。

さらに「われわれは、今後数日間で彼らが
『骨に肉付け』することを望んでいる」と述べ、
首脳会議では特に、市場の信頼感を押し上げ、
銀行を強化し、スペインとイタリアが
受け入れられる金利で資本調達できる環境を整え、
雇用や成長を促すことが重要だとの考えを示した。

また、米国は一貫して金融の安全網強化に向けた
EUの努力を支援している、と述べた。