米経済が二番底に陥るリスク20%、日本型スタグネーションも=S&P

格付け会社S&Pは、米経済がリセッションに逆戻りする
二番底リスクは現時点で20%程度との見方を示した。

ただ、基本的シナリオとしては依然、
緩やかな景気回復を見込んでいると説明した。

同社はリリースで、二番底が
依然として現実的なリスクだと指摘。

この中でS&Pのシニアエコノミスト
ベス・アン・ボビーノ氏は、米経済が「日本型」の
長期にわたるスタグネーションに陥る可能性に言及し、
「米日の状況には違いもあるが、問題は似通っている。
米政策当局者が日本の失敗から教訓を
学んでいることを願う」としている。

同社は昨年、米国債長期格付けを最上級の「AAA」から
「AAプラス」へと1段階引き下げ、政府の強い反発を招いていた。