ユーロ圏財務相、キプロスによる支援要請を承認=キプロス財務相

キプロスのシアルリ財務相は27日、キプロスとスペインによる
支援要請が、ユーロ圏財務相から認められたことを明らかにした。

財務相は記者団に対し「この日行われたユーロ圏財務相
電話会議で、スペインと共にキプロスの申請が認められた」と語った。

キプロスに対する支援額がどの程度必要となるかは
明らかになっていないが、2人のユーロ圏当局者は、
多ければ100億ユーロ(125億ドル)に達する
可能性があると予測している。

キプロス国内総生産GDP)は173億ユーロで、
支援額はGDPの半分以上に達することになる。

キプロス政府の当局者は、必要となる支援の
具体的な金額についてコメントを拒否した。

一方、アスムセン欧州中央銀行(ECB)専務理事は
ロイターに対し、国際通貨基金IMF)、欧州連合EU)、
ECBで構成する「トロイカ」が、7月2日から
キプロスの調査に着手する見通しだと明らかにした。