中国人民銀行、金利・人民元などの金融改革を進める方針＝総裁

中国人民銀行（中央銀行）の周小川総裁は29日、
金利や人民元を含む金融改革を進める方針を示した。

穏健な金融政策を維持し、
必要であれば微調整するとの考えを述べた。

上海で開かれた金融フォーラムの場で語った。

中国経済は過去数カ月間に減速しており、
人民銀行が経済政策を緩和するとの見方が出ていたが、
周総裁は困難な状況下でも金融改革を続ける方針を強調。

「経済と金融業界の統合的な発展に向け、
われわれは断固として金融改革と革新を進める。
（中央銀行は）金利、為替相場、国境を越えた
人民元の利用に関する改革を堅持する」と語った。

また、中国銀行業監督管理委員会（銀監会）の尚福林委員長は、
同じフォーラムで、海外での資金調達や内部留保引き上げなど、
銀行の資金調達手段を拡大する方針を示した。

銀行に優先株の発行を容認する
可能性も検討しているという。