2012-06-30から1日間の記事一覧

幻惑されるユーロ

今週の為替相場は、欧州情勢を睨みながら、 荒い値動きが予想されます。ユーロ圏首脳会議では、 ドイツと他の国々の対立が目立っています。ドイツの厳しい姿勢に対して、いつ支援を受けても おかしくないフランスを中心に、金融支援を巡る 緩やかな対応を望…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。ユーロ圏首脳会議で、当面の危機回避となる合意が 為されたとの見方から、金融市場には安心感が広がっています。欧州株や、欧州各国の債券が買い戻されています。ユーロも対円で101円台に乗せるなど、 危機感は一…

ユーロ圏首脳会議、域内ソブリン債格付けへの圧力緩和=フィッチ

格付け会社フィッチ・レーティングスは29日、 ユーロ圏首脳会議の決定は、域内ソブリン債の 信用格付けに対する短期的圧力を緩和したとの見解を示した。首脳会議では、来年から救済基金を通じて 銀行に直接資本を注入することを認めたほか、 救済基金による…

RBS、LIBOR不正操作問題で罰金1.5億ドルの可能性=報道

英銀行大手ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正操作問題に関連し、 約1億5000万ドル(2億3300万ドル)の罰金を課される 可能性がある。 英紙タイムズが報じた。この問題について当局は調査を続けており…

英銀、景気支援で流動性バッファーの利用可能=中銀報告書

イングランド銀行(英中央銀行)の金融行政委員会は29日、 金融安定報告を公表し、国内経済の見通しは悪化しており、 金融機関は潤沢な流動性バッファーを利用して実体経済への 融資を続けることが可能だとの見解を示した。報告書は「特にユーロ圏のリスクを…

英当局がLIBOR操作疑惑で調査チーム、法規制強化へ

英当局は28日、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の 操作疑惑をめぐり調査チームを設け、 法規制を強化する方針を示した。この件で英銀大手バークレイズは、米英当局に 総額4億5300万ドルを支払うことで和解した。疑惑は他の大手金融機関にも及んでいるが、 …

ユーロ圏首脳、ESMの銀行直接資本注入・監督制度統一で合意

ユーロ圏首脳は29日、欧州の常設の金融安全網となる 欧州安定メカニズム(ESM)が、2013年から政府を 経由せずに直接銀行に資本を注入できるようにすることで合意した。ユーロ圏首脳はまた、欧州中央銀行(ECB)の関与の下、 域内の銀行監督制度を統一するこ…

中国人民銀行、金利・人民元などの金融改革を進める方針=総裁

中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は29日、 金利や人民元を含む金融改革を進める方針を示した。穏健な金融政策を維持し、 必要であれば微調整するとの考えを述べた。上海で開かれた金融フォーラムの場で語った。中国経済は過去数カ月間に減速しており、 …

小沢氏との会談、結論を週明けまで持ち越し=輿石民主党幹事長

民主党の輿石東幹事長は29日、小沢一郎元代表と 国会内で会談した後、記者団に対して、 結論を週明けまで持ち越すと語った。小沢氏は消費増税関連法案の衆議院での採決に 反対票を投じ、離党も含めた動向が注目されている。党内分裂を避けたい輿石幹事長は28…

名案まだ見つからず、月曜には結論出す=小沢民主党元代表

民主党の小沢一郎元代表は29日夕、輿石東幹事長との 会談終了後に記者団に対し「今の事態を解決する名案は お互いにまだ見つからない」として、この日の会談が 平行線に終わったことを明らかにした。元代表は同時に「私自身も多くの同志に一切を 任されてい…

30万人の米加州ストックトン市が破綻、人口規模では過去最大

米カリフォルニア州北部のストックトン市(人口約30万人)は28日、 米連邦破産法9条の適用を申請した。米国で財政破綻した市としては 人口規模で過去最大となる。同市は長年にわたる放漫財政や住宅市場の崩壊により、 市職員や年金受給者、債権者への支払い…

大手金融機関は分割すべき、「不公正な補助」=米ダラス地区連銀総裁

米ダラス地区連銀のフィッシャー総裁は28日、 金融危機以降さらに巨大化した米国の大手金融機関は、 問題が起きても救済されるとの見方が強いため、 政府による「裏口支援」を受けていると批判した。同総裁は、そうした支援により、大手金融機関は 小規模な…