シンガポール金融管理局、銀行間取引金利の設定方法調査を通達
シンガポール金融管理局中央銀行、MAS)は25日、
国内銀行に対して銀行間取引金利の設定方法を
調査するよう通達した。

ロンドン銀行間取引金利LIBOR)問題で世界の中銀が
調査を行っていることを受けた措置。

MASのテオ・スウィーリャン副長官は記者会見で
「(銀行間取引金利の)設定方法について確認し、
独立した調査を実施するよう指示した」と述べた。

同副長官は、国内の住宅ローン金利設定に
利用されるシンガポール銀行間取引金利(SIBOR)と
シンガポールスワップ・オファー・レート(SOR)が
主要対象だが、同様の金利設定を行っている
全ての金利を調査するとした。

英銀行大手ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドは先週、
シンガポールでの銀行間取引金利を設定する
シンガポール銀行協会(ABS)パネルから脱退すると発表した。