韓国中銀、商業用不動産ローンの滞納率上昇で監督強化求める

韓国銀行(中央銀行)は30日、商業用不動産担保ローンの
滞納率が3年ぶり高水準となっていることについて、
関連当局に監督を強化し問題を注視するよう求めた。

中銀のリポートによると、商業用不動産担保ローンの
融資額は住宅担保ローンと同様の伸びを示しており、
大手企業より景気低迷の影響をさらに受けやすい
自営業者への融資が大部分を占めている。

また差し押さえ物件の競売価格が
ローン残高を下回るケースが増加傾向にある。

中銀が国内主要銀6行の資料を基に分析した
データによると、5月末時点の商業用不動産担保
ローンの滞納率は1.44%で、2009年9月に
記録した1.51%以来の高水準となった。