ロムニー氏、大統領選勝利なら「FRB議長再指名せず」
米共和党の大統領候補に内定している
ロムニー前マサチューセッツ州知事は23日、
米連邦準備理事会(FRB)議長職について、
自身が大統領に当選した場合、2014年1月に
2期目の任期が切れるバーナンキ現議長を
再指名する意思がないと言明した。
ただ、後任候補についてはまだ考えていないと述べた。
米テレビ局フォックス・ビジネス・ネットワークとの
インタビューで語った。
ロムニー氏はその中で、自らの経済顧問トップを務める
コロンビア大学経営大学院学長のグレン・ハバード氏と
グレッグ・マンキュー氏を高く評価。
ただ、バーナンキ議長の後任としては、
その他の候補についても検討する意向を示した。
ハバード氏は21日、ロイターテレビとのインタビューで、
ロムニー政権が誕生した場合にはバーナンキ議長の続投を
進言する可能性もあると語っていた。
ロムニー氏はこれについて、「私は常にアドバイスをくれる人々の
意見に耳を傾けるようにしてはいるが、自分としては、議長職には
私と経済観を共有する全く新しい人物を指名したいと考えている」
と述べ、バーナンキ氏以外の人物を指名したい意向を示した。
後任候補については「現時点では誰ひとりとして
具体的な名前を考えたことがない」としている。