仏首相が累進性高めた税制改革を公表、現実的な成長率予想も約束

フランスのエロー首相は、
大幅な税制改革を発表した。

累進性を高めるほか、労働重視や投資と
成長を促進する姿勢を打ち出している。
ジュルナル・デュ・ディマンシュ紙に述べた。

インタビューの内容は、
掲載前の25日に公表された。

政府はまた、年間100万ユーロ(125万ドル)以上の
所得に対する税率を75%とする方針を維持するとしている。

エロー首相は、「(前政権の)右派に優遇されてきた層を
対象に累進性を高める」税制を確約した。

新税制は今秋導入予定で、特に変革に富む企業と
中小企業を中心に、投資と成長促進を目指すと首相は述べた。

首相は、政府が予算の根拠としている1.2%の成長予想を
維持するのは困難とのアナリストの指摘を認めたが、
「これまでにも述べたように、2013年の成長率については、
妥当かつ現実的で、信頼できる前提を設定する」と述べた。

さらに、政府が消費者の購買力向上のため、
燃料価格に関する措置を打ち出すことを
計画していると明らかにした。