スイス中銀、モーゲージリスクに備えた資本バッファー求めない方針

スイス国立銀行中央銀行)は、
モーゲージ関連リスクに備えて
銀行が資本バッファーを積むことを
現時点では求めない意向を示した。

同中銀は、この問題に関する協議は
早くても来年まで行われない見込みとし、
6月に発表された融資規則の厳格化や、
住宅市場鈍化の兆候を理由に挙げた。

その上で「スイス中銀の決定を、
危機が去った合図と解釈するべきではない。
不均衡の拡大リスクや
それに伴う金融市場の不安定化リスクは
依然として高い」と警告した。

スイスの住宅価格は
第2・四半期に4年ぶりに下落した。