米共和党候補ロムニー氏、支持率でオバマ大統領に迫る=世論調査

ロイターとイプソスが実施した最新の世論調査によると、
11月6日の米大統領選に向けた共和党の候補
ミット・ロムニーマサチューセッツ州知事が、
支持率でオバマ大統領に2パーセントポイント差まで
迫る勢いをみせている。

調査は、投票を考えている有権者1325人に対し、
オンラインで25〜28日の4日間にわたり実施。

それによると、投票予定有権者の支持率はオバマ大統領が45%、
ロムニー候補が43%で、大統領のリード幅が2ポイントと、
27日まで4日間調査時点の4ポイント差から一段と縮小。
両者が支持率でほぼ互角となりつつあることを示した。

フロリダ州タンパでは28日、共和党の全国党大会が開かれ、
ロムニー候補も現地でアン夫人の演説に耳を傾けた。

イプソスの調査担当者ジュリア・クラーク氏は、
党大会により流れが変わったと見る向きについて、
ロムニー候補が支持率で一段の追い上げを見せ、
オバマ大統領と並ぶか逆転しない限りは
「時期尚早」との見方を示した。

このほかの調査でもオバマ氏とロムニー氏の
支持率は拮抗しており、共和党選挙対策本部では、
11月の大統領選での勝利に向けてキャンペーンが
順調に進んでいるとみている。