米国が車の燃費規制強化、2025年までに約2倍に引き上げへ

米政府は28日、自動車の燃費効率改善に
関する新規制を最終決定した。

2025年までに自動車・小型トラックの燃料1ガロン当たりの
走行距離を現行の35.5マイルから54.5マイルへと
2倍近くに引き上げる。

オバマ米大統領は昨年7月、国内自動車大手の支持を受けて、
新たな燃費規制を提案していたが、その後共和党
一部メーカーからの反対で、1年以上交渉が続いていた。

大統領は声明で「新たな燃費基準は、海外産原油への
依存度引き下げに向けて行った最も重要な措置」と主張した。

ホワイトハウスによると、新規制の導入により、
米消費者のガソリン負担を1兆7000億ドル、
石油消費量を120億バレル削減できるとしている。