全米50州の政府債務、4兆ドル上回る=調査団体

調査団体ステート・バジェット・ソリューションズによると、
債券の発行残高や年金積立の不足分、財政赤字を含む
全米50州の政府債務額が4兆1900億ドルに達した。

州別では、カリフォルニア州が6176億ドルと際立って大きく、
次いでニューヨーク州が3001億ドル、テキサス州が2870億ドル、
ニュージャージー州が2824億ドル、イリノイ州
2711億ドルなどとなっている。

反対に債務額が最も小さいのは
バーモント州で58億5000万ドル。

同団体のプレジデント、ボブ・ウィリアムズ氏は
「各州とも問題を抱えており、財政上のからくりや
政治的な駆け引きなどでは巨額債務を削減することは
できない」と指摘。

大胆な改革や新たな工夫、
政治的な決断が求められるとした。