フランス、公的財政を監視する団体設立へ=経済・財務相

フランスのモスコビシ経済・財務相は29日、
自国の公的財政の信頼性と赤字削減策を再確認するための
監視団体を設立すると明らかにした。

仏レゼコー紙が29日にウェブサイト上に掲載した
インタビューの中でモスコビシ経済・財務相は、
会計検査院の一部として、財政の監視団体を
設立することを通じた公的財政管理に関する法案が
作成される」と述べた。

また同相によると、9月24日に閣議承認される
2013年予算案を最終的にすり合わせる際、
来年の経済成長率目標をより「現実的な」ものと
するため調整するという。

エロー首相は27日、エコノミスト予想により
近いものにするため、1.2%とした目標の若干の
引き下げが必要になる可能性があると明らかにしていた。

フランスは欧州連合EU)が義務付ける赤字目標を達成し、
ユーロ圏の信頼感を取り戻すため、来年の予算で330億ユーロを
節減することを目指している。

同紙はまた、モスコビシ経済・財務相
9月13日にアテネを訪れると伝えた。

フランスの財務相によるギリシャ訪問は1998年以来のこと。