ECB、ギリシャ債務再編に関与しない=アスムセン専務理事

欧州中央銀行(ECB)のアスムセン専務理事は、
ECBはギリシャの債務再編には関与しないとの立場を示し、
ギリシャが資金不足に陥った場合、ユーロ圏各国政府のみが
資金を提供することができると述べた。

同総裁は26日付の独ウェルト紙に掲載予定の
インタビュー記事で、「ECBに禁止されている
政府に対する財政ファイナンスにあたるため、
ECBはいかなる債務再編にも関与することは
できない」と述べた。

ギリシャのストゥルナラス財務相は25日、
支援条件となっている財政緊縮目標の達成期限が
2年延長された場合、130億〜150億ユーロの
資金不足が追加的に発生するとの試算を示している。

景気後退に苦しむギリシャは、欧州中央銀行(ECB)に対し、
保有するギリシャ債のロールオーバー(借り換え)を
求める可能性もある。