ECBの銀行監督権限、ユーロ圏の全銀行を網羅すべき=クーレ専務理事

欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は19日、
ECBによる銀行監督権限はユーロ圏のすべての
銀行を網羅すべきだ、との考えを示した。

ブリュッセルでの講演原稿が事前に明らかにされた。

クーレ専務理事は「単一の監督メカニズムがすべての銀行を
カバーすることが重要だ。2段階のシステムは不公平につながり、
実質的に銀行セクターを区分することになる。それはまさしく、
今われわれが修復しようとしている問題だ」と語った。

また、例えば欧州委員に各国の予算に介入する権限を
付与するなどの手段を通じて財政規律を強化すれば、
ユーロ圏に対する信頼感が改善すると指摘した。