ボストン地区連銀とKC連銀、公定歩合めぐり再び対立=FRB議事録

米連邦準備理事会(FRB)が20日公表した公定歩合に関する
会議の議事録によると、ボストン地区連銀が現在0.75%の
公定歩合を0.5%に引き下げるよう求めたのに対し、
カンザスシティー(KC)地区連銀は1%への引き上げを
要請していたことが明らかになった。

会議は9月下旬から10月下旬に開催された。

FRBは9月の米連邦公開市場委員会FOMC)で、
追加量的緩和を決定したが、公定歩合は0.75%に
据え置いている。

議事録によると、経済見通しについては向こう数カ月にわたり
成長は緩やかになるとの見方を維持した。

米財政の先行き不透明感から企業は依然として人員拡大や
投資に慎重になっているとも指摘した。